乳がんステージ1の場合、根治率が100%に近いというのに、周囲の反応は慎重論が多数だなと思う。やはり、『乳がん』という言葉の印象のネガティブ度は以前として高い。
で、どこまでの人にお話しするか、最初は迷った。この点は、結構、多くの方が悩むと思う。結論的には、自身の心がコントロールしやすくなる範囲に知らせるのが適当だと思う。話したとき、過剰に心配される場合もあり、『そんなに心配する状況ではない』ということを説明するのに自分が疲れないことが大切。
本当は会社にも知らせなくてよいと思ったぐらいだけど、さすがに休みをたくさんまとめて取得するので、話しておいた方が人間関係がスムーズだからお伝えすることにして、あとは、家族と、ごく親しい、というか知っておいてもらっても差し支えない(心配されすぎない)友人に話すことにした。で、実際、どうだったか。
まず、同居家族の反応。夫と長男。2人とも理系ということもあり、数字への対応は慣れているらしく、根治率を伝えてあるので、ほぼ全く心配していない模様。やや物足りない気もするが(笑)、これが正しい反応だと思う。毎日、一緒に暮らしているのに、特別扱いされるとかえってやりにくい。
次に、非同居の実姉と実弟。普段はあまり交流がないのだが、実母が亡くなったばかりなので、その残務整理の都合上、結構頻繁に連絡しあっている。姉が過敏に反応することは、ある程度予想していたが、弟が突然、優しくなった(笑)。駅まで送っていくだの、おすすめのケーキを買ってあげるとか言ってくるようになった。心配されて気分が悪くはないが、乳がんで亡くなる方の印象が強いんだと思う。
会社の人たち、特に男性陣は冷静。これが一番ありがたかったし、この感じで日ごろから見守ってくれてるんだなと思った。これが実感できたことが嬉しかったです。女性陣はやはり揺れる人もいました。遺伝的に乳がんに心配をかかえている人がいることがわかりました。これまで会社では隔年のマンモグラフィでしたが、これからは毎年、福利厚生でマンモグラフィとエコーを受けられるよう会社に働きかけていきたい。
友人には、極力お伝えしていませんが、癌経験のある方にはアドバイスをいただくためにお伝えしました。やはり経験者は違います。細かい心のケアにつながる言葉をいただきました。たとえば、『揺るがない完治のイメージを強く描くこと』『入院時、周囲(のがん患者さん)の会話に揺れないのは個室(自分にとっての雑音をシャットアウトする)』『自分のサポーターを作れ』『最後は自分で判断しろ』とか。1つ1つ、意味があるなと思う。
自分の中に『心配されたい気持ち』と『心配無用』が交錯する。これが目に見えない、かつ、未経験の病気ゆえに出てくる心の弱さだと思う。
手術までの1か月。普段通りの生活を心がけているが(毎晩の晩酌も含めて)、やはり、コロナだけは気を付けなくてはと思っている。免疫力の低い人たちが病院に大勢いらっしゃるのだから。自分が軽い手術による入院だとしても、ここは、一層の限界体制を引いている方々に一ミリでも迷惑をかけてはいけない。
人込みは避け、ジョギングや軽作業を積極的にするようにしている。山は気持ちがいい。
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